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発達障害の検査方法や診断結果について

2018-03-09 更新

発達障害の検査方法や診断結果について

はじめに
発達障害は、乳幼児健診の際に保健師や小児科医によって見つけられることもありますが、発達の遅れがあっても個性の範囲内と判断されれば、そのままの状況で成人を迎えるケースもあります。発達障害の検査方法は、お子さんの年齢や発達状況に応じて何通りかありますので、なにか心配事があれば専門医にかかることをお勧めします。
今回は、発達障害の検査方法や診断結果についてご紹介します。

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発達障害の検査方法や診断結果について

子供における発達障害の検査方法

発達障害といっても、その詳細は自閉症やアスペルガー症候群、学習障害、注意欠陥多動性障害などが含まれ、発達障害という言葉はこれらの総称です。
発達障害の診断には、まず医師による問診で日常生活の中で困っていることや気になる症状について聴き取り、その後医師または臨床心理技術者(臨床心理士、臨床発達心理士)による検査が行われます。

■発達障害の代表的な検査方法

【知能検査】
・田中ビネー知能検査…2歳から判定可能な検査。動物の見分けや順序の記憶、話の記憶などの問題があり、これらにより精神年齢を知ることができます。
・ウェクスラー知能検査…幼児用のWPPSIや子ども用のWISC-Ⅲなどがあり、言語性(数字・単語・知識など)IQと動作性(絵画完成・積木模様・符号)IQを知ることができます。
【性格検査】
・ロールシャッハテスト…5歳から判定可能。白黒およびカラーのインクのシミから何が見えるのか、どうしてそのように感じたのかなど、会話をしながら進める検査。性格・思考などを知ることができます。
・内田クレペリン検査…足し算のできる幼児から判定可能で、一桁の数字の足し算を30分間行う検査。能力面や性格・行動を知ることができます。
【その他】
・MRI検査…脳の内部を確認する検査。発達障害のある人は海馬の発達に遅れがあることが多いため、海馬とその周辺領域の写真を撮り診断します。

検査結果の説明を把握する

検査がストレスになり、再度来院することを拒む子も多いため、結果を受け取る際は保護者だけで大丈夫かどうかを事前に確認しておくと良いでしょう。
検査結果が書かれた紙には専門用語が多く並んでいますので、分からない点はメモをしながら。検査の結果からお子さんの支援方法が組み立てられるので、医師の話を聞いて不明点を残さないようにすることが重要です。また、検査以外の部分で気になる様子があれば、このときに伝えます。

検査結果に疑問がある場合

ご両親がお子さんの発達障害を疑って検査を受けさせようとしても、問診の段階では個性の範囲内と伝えられるだけで、発達障害の検査を行ってもらえない場合があります。また、検査を行った後でも結果に納得できない場合や疑問があれば、セカンドオピニオンもしくは専門医による診察を検討しましょう。ただし、病院を回ることに時間を費やして、治療開始が遅れることがないように。

発達障害と診断されたら

お子さんの発達障害はご両親にとっても、大きな不安かもしれません。しかし、一番困っているのはお子さん本人です。大切なのは、結果からお子さんの特性を知ること。何が得意で何が苦手なのか、日常でどんなことに困っているのか、一番の支援者であるご両親が把握すること。発達障害があっても、個性に合った療育をすれば、確実に変化が起こります。
発達障害の診断は早いほど支援も早く開始できるので、その後の成長と症状軽減が期待できます。社会に出たときにお子さんが自分らしく生活していくために、ご両親が発達障害をよく理解し、適切な療育とサポートが受けられるように導くことが大切です。

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